恋愛から結婚までの3つのプロセスとは（SVR理論）

恋愛が結婚発展するには3つのプロセスがある事は延べました。
SVR理論と呼ばれる考え方で、第一段階をStimulus（刺激）、第二段階をValue（価値）、第三段階をRole（役割）があり、その頭文字をとりSVR理論と呼ばれています。
それでは、見ていきます。

第一段階「Stimulus」（スティミュラス）

これは「刺激」という意味の単語ですが、相手の行動や言葉、態度などの情報から受ける刺激によって「この人を好き」と思うようになる段階です。

好きになる時のことを思い出してみてください。
一目ぼれという言葉でもあるとおり、まずは「視覚情報」から気に入り、近くで声や容姿の細部をみる。
また、顔を見ていなくてもスポーツしているシーンや、発言の言葉なんかで「ドキッ」として興味をもち、容姿を確認して「好き」になる事が多いと思います。
お互いがこの条件を満たすと、より近づきたくなり交際に発展する可能性が高まります。

【満たす条件例】
・容姿が気に入っている
・声が気に入っている
・何かをしている姿が気にっている

第二段階「Value」（ヴァリュー）

Valueは価値という意味です。
第一段階で気に入ると次の段階としてターゲットの中身を見るようになります。
ここで言う中身とは
「物事に対する考え方や価値観」
を言います。
親密になってくるといろんな場面に遭遇します。
約束した時の対応、友達に対する態度、物を買うときの基準、好きな物に対する考え方、趣味などなど。
具体的な事象から自分の価値観と照らし合せてここに良し悪しを付けていき、総合得点として「好き、嫌い」を無意識に決めていきます。
この時、「悪いポイント」が際立って分かった時、その時点で交際は終了となる事が多いです。

【満たす条件例】
・自分の行動規範の範囲内、もしくは許せる範囲
・自分に無い優れている点、尊敬できる点が多い

第三段階「Role」（ロール）

お互いがこれからのパートナーとして実生活で役割を分担しあえるか？を考えるようになります。
これを「相補性」と呼びますが、例えば女性の場合だったら「生活を満足させてくれるだけの稼ぎがあるのか？」とか「子供の面倒は見てくれそうか？」、「へんな事に首を突っ込まず、一般的な生活を送れそうか」など。
男性なら「家庭をしっかり守ってくれそうか」、「家事はできそうか」、「子供は好きか」など、お互いが結婚していく上で臨む要求を満たせるかどうか、また補完しあえるかどうかを見るようになります。
より現実的な段階と言えます。
【満たす条件例】
※一般的に多い意見
＜女性の場合＞
・生活が安定できそうか（収入面）
・精神面で落ち着けるか？
・（子供を望むなら）子供を好きか、面倒見てくれそうか？
・家事も手伝ってくれそうか？
・将来性があるか？
＜男性の場合＞
・家庭を守ってくれそうか？
・精神的に落ち着けるか？
・（子供を望むなら）子供は産んでくれそうか？好きか？

まとめ

結婚に至るにはこの3つのプロセスをクリアしなければできません。
「恋人だといいけど、妻にするにはな・・・」
「カッコよくて外見はとても好きなんだけど、安定して生活送れるかちょっと・・・」
こういう考えがよぎれば危険信号。

なぜ、このようなプロセスを紹介したかというと私の「無駄な時間を過ごしてほしくないから」という思いからです。
いろんな方のご相談を受ける中で、「違うと感じているのに付き合っている方」からのご相談も多い。
また、付き合っているがなかなか結婚に進まない方が「なぜ結婚できないのでしょうか、相手にする気があるかがわからない」といったご相談が多い。
こういう場合の大多数は既に答えが出ていることが多いのです。
ただ、人間は自身を肯定する性質があり、実際は悪いこともを「良くなる」と希望を持ち、受け入れられないところがあります。
長くずるずる行ってお別れするのはこのパターンです。
どちらかが「将来のパートナーではない。しかし、お別れするのは忍びない」と思っている時は、会っている時の態度や発言でうすうす気づきます。
そういう時は思い切って思いを明確に打ち明ける。
返答次第では関係を断ち切る事も大事です。

第二段階「Value」で「違う」と感じたら、早めの交際終了をすることで新しい可能性へ時間を使うことができます。
その方がより建設的で幸せなものになりますので。

第三段階「Role」で結婚になかなか進まない方。
今一度、自身の気持ちに怖がらずに向き合ってください。
目の前のお相手だけが全てではありません。
無数の可能性があなたの周りにはあります。

そして、お相手への欲求だけではなく、あなたがお相手の欲求も満たせていたのか？ももう一度考えてみてください。
次の新しい出会いの為に。