「なんかはなしてても盛り上がらない」
「私の話はおもしろくないな・・・」
「お相手がつまらなそう・・・」
こんな経験をして話がうまくなりたい為に会話の練習をされた方もいらっしゃると思います。
確かにテクニックがあります。当コラムでも別の記事で「会話」に関しての記事をいくつか書いています。
今回はそれらの「会話の仕方」とは切っても切れない「心」の鍛え方について少しふれておきたいと思います。

なぜ心を鍛えなければならないの？

会話はいわずとしれたキャッチボールが無ければそもそも成立しませんよね。
この会話のキャッチボールは普通の人ならば初対面や数回しか会ったことのない人とでも数回はできます。
しかし、長くは続かない。
果敢に挑んでもちょっと話して空白、ちょっと話して空白というような感じでお互い頑張ると思います。
一生懸命「次の話題を！」と頭をフル回転させて考えて大変。

こうなってきたらもう続かない。
なぜなら、「会話に入っていない」から。
「会話を続ける事、場を埋める事」が目的になってしまっているからです。
　キャッチボールが続くとき、それは話にどっぷりつかっている時。
心が楽しくなっている時です。
初対面、数回しか会っていない人とでも楽しく会話ができる人は「共感」ができる人。
言葉通り、共に感じることができるから、自然な質問を投げかけたり、あいづちに熱が入る。
話題に上がっている事象を知っていなくても楽しくなれるのです。

心が楽しい。心が震えるから「共感」できるし会話も楽しくなります。
だから「会話テクニック」も大事ですが「共感する心」を鍛える必要があるのです。

 

心の鍛え方「エンターテイメント療法」

みなさんも「感動」した経験はあると思います。
「心が震える」に最も近い言葉かもしれません。
歌手のコンサートでバラードを聞いた時、鳥肌が立った。
思いもよらない事を誰かにしてもらってうれしくて涙を流してしまった。
このように感動したこともあると思います。
この感動も大事なのですが、会話において重要になってくるのは「共感」。
「共感」と「感動」は似ていますが少し違います。
簡単にいうと、
・感動＝痺れる、いっぱいになって言葉が出ない
・共感＝感情移入し同じ気持ちになる
ちょっと大げさかもしれませんが特徴的にはこのようになります。
会話が続く一番のポイントは「相手の気持ちが分かる」事。
すなわち「共感」できるから、相手も「自分を認めてくれている」と判断し、楽しくなる。
だから会話が続いていきます。

では、その為に「心を鍛える」方法を一つご紹介します。

エンターテイメント療法

テレビ、映画、本などを使って「共感」のトレーニングを行うやり方です。
ここでは「映画DVD」を使った例をお話しします。
どんなに冷血な人でも、絶対「笑う」、「泣く」など喜怒哀楽のポイントはありますからご心配なく。
「感情を出せない人」も大丈夫。それは恥ずかしさが邪魔してるだけ。それもこの練習で少しづつ取っ払えるようになります。
人づてでも、テレビや雑誌のコマーシャルからでもいいので「泣ける映画」を用意しましょう。
そして「一人」で見る。
人によって泣くポイントが様々です。
夫婦の片方が重い病気にかかってしまって、片方が必死に頑張るがなくなってしまう。
最初はどん底に叩き落されても頑張って頑張って成功を収めるサクセス物。
いろいろありますので自分にあったものをチョイスしてください。

一人で思いっきり泣く事

これが効果があります。
実際にアメリカではエンターテイメント素材に本を使った読書療法という正式療法も存在するほどです。

「泣く＝主人公の気持ちが分かるから」

エンターテイメントを楽しみながら相手の気持ちが分かるようになる「共感」もトレーニングできます。

 

まとめ

今回は「話が続かない、面白く話しできない」というお悩みにこたえるものでした。
①泣ける映画を用意
②一人で観て、大泣きする
これだけで心が鍛えられ「共感する心」になっていきます。
相手の気持ちが分かるから、興味が沸き、質問や自分の意見も話せるようになり、結果話が続く。
その話題の事をあまり知らなくても話が続き、相手も楽しくなります。
簡単ですので是非試してみてください。

さらに磨きをかけたいなら・・・
休みを無駄にせずいろんなことにチャレンジしてみる！

お相手との話題が「自分の知っている事」になれば、さらに会話は盛り上がります。
お休みをだらだら寝たり、ゲームをしたりで一日終わらすのではなく、外に出かける、友人と会う、やってみたかった教室に通う、何でもいいので普段得られない情報を得られる行動をしてください。

少しずつでいいので続けましょう。
きっと「会話が続かない・・」なんて頭の片隅にも無いあなたになってるでしょうから。