「良い人間関係」ってなに？どうやって作る？

こんにちは。
東京都品川・大田区の結婚相談所「Noble Marriage Agency（ノーブルマリッジエージェンシー）」代表、神原一郎です。
先日も「出会いを大切にするための大事なポイント」と題しまして人間関係についてお話ししました。
今回もその人間関係について、もう少し突っ込んだお話をさせていただきたいと思います。

「良い人間関係」という言葉はよく耳にすると思いますが、では、良い人間関係ってどんなのが良い人間関係なの？と、疑問に思ったことはありませんか？

長く続いてるから？
何か自分に提供してくれるから？
一緒にいると楽だから？

「良い人間関係ってなに？」と聞かれると、案外答えに詰まります。
前回は人間関係の第一歩の「出会い」の部分について主にお話ししましたが、今回は「良い人間関係」とは？についてお話ししたいと思います。

 

「良い人間関係」って？

 

4つの状態が成り立っている状態を心理学的な観点からは「良い人間関係」と言われています。

（順不同）
【信頼】
無条件で根拠を探さないで信じている状態。
自然と善意を感じられる状態。

【共感】
相手が関心ある事やおかれた環境、考え方や感情などに関心を持っている状態。

【協力】
一緒に目的に向かって行動を共にしたり、努力できる状態。

【尊敬】
相手の人格を尊び、礼節をもった態度で接せれる状態。

これらの4つの状態が【相互】に満たされて初めて「良い人間関係」と言えます。

・一方的にしたっている上司や先輩との関係
・こちらからお願いばかりしている取引先の知人
・こちらは連絡しないが相手からばかり連絡が来る関係
 
こういう人間関係は確かに仲は悪くはありませんが、決して良い人間関係とは言えません。
先ほども述べたように「相互」が成立していないからです。

「Win＝Win」の関係が成立していても必ずしも良い人間関係ではありません。
それは、必要だから局部的に協力しただけの関係です。

例えば、ビジネスシーンでよくある自社、他社とわず「プロジェクトメンバー」などはそうです。
その時は目的が一緒だからともに頑張るが、それほど興味を示す考え方や行動力も持っていない、嫌いではないが尊敬するほどでもない、だから話も必要事項しかしないし、プロジェクトの為に一緒に飲み会なども参加するが、それはプロジェクト成功の為の名目の元、コミュニケーションをとるための必要事項であるから、自発的に別の機会を設けてまでその人と飲みに行くわけでもない。

このような関係は対象事項が終わると途絶えます。

 

良い人間関係を作るには？

他人の思考をコントロールすることは難しく、ほとんど無理です。
また、相手が自発的に尊敬や協力など上記の4項目を行ってくれなければ成立しないものです。
ここでは、良い人間関係になるために「自身が務める事」を述べます。
しかし、「身だしなみ」や「しゃべり方」など細かな事を言うと非常に多岐にわたる為、重要なポイントだけまず述べます。

・謙虚であること
　（しかし、聞こえ良いことばかり言わない。言うべきことは言う。）
・嘘はつかない
・明るい
　（活発でなくても、ネガティブな発言をしなければ良い）
・目標をもって頑張り続けている 
・約束を守る（期限、時間なども含む）
・挨拶をする
・一般的にいわれる「悪」をしない
・自分から積極的に自己開示する

人にはそれぞれ個性があり、刺さるポイントも様々です。
しかし、上記の事が出来ていればお相手はまず初対面やお付き合いを続けていく中であなたを「嫌い」にはなりません。

 

おわりに

 

「類は類を呼ぶ」
この言葉も耳にしたことがあると思います。
更に良い人間関係にしたいならば前述にもある通り、「新しいものへの挑戦や自分磨き」を怠ってはなりません。
これをせずに、ただその人にアプローチしても一回二回はコンタクト取れても続かないものです。

もし自分が変わらなければ、成長していなければ、自分が止まっている間にお相手が上のランクに行ってしまったら。
その人にはそのランクの新たな人間関係ができます。
その状態であなたが止まっていたら。。。
想像つきますよね。
お相手に自分との関係よりさらに良い人間関係が構築されていたら関係は終わりはしないかもしれませんが、前ほどの価値を持つ関係ではなくなります。
すなわち相互に上記の4項目が成立しなくなり、良い関係ではなくなるという事です。

努力を続けていれば、
・新しい話題や知識・能力が備わる
⇒　出来る事が増える、人に影響を与える魅力が上がる
⇒　新しい分野や今までは「自分より上」と感じていた方々があなたに興味を持つ
⇒　新しい人と接することができ、そのお相手があなたを尊敬、信頼、共感、協力、するようになる。
⇒　自分もお相手もできることがレベルアップする
好循環に転じます。

また、目的をもって自分磨きを続けている方には、言葉で言い表すのは難しいですが自信や誇り、エネルギッシュ感などオーラとでもいうものでしょうか、その人のキャラクターなりのレベルアップした良い雰囲気をまといます。
そういう方を周りの人たちも見逃しません。また、そういう方に惹かれるものです。
成長したお相手には成長したランク（類）の方々が集まるものです。

今、自分が「普通の関係」と思っているお相手との関係も見つめなおせば実は「良い人間関係」かもしれません。
付き合った当初の固定観念でみていると、お相手がものすごく成長していても気づかない。
あなたの固定観念というメガネが「普通の関係」に見てしまっている、してしまっているかもしれません。

これからも新しい人と出会う機会は沢山あります。
すべての人間関係を「良い人間関係」にしろというのではありません。
お相手があっての事ですので、すべてはおそらく無理です。
しかし、普通の関係よりは「良い人間関係」に値する人が周りに多い方が良いのは間違いありません。
人との縁は人生に素晴らしい恩恵を与えてくれます。

本記事を見て今の人間関係に「はっ！」とした方、「そういえば・・・」と本記事を参考にしてより良い人間関係構築の助としていただければ幸いです。