「使えるものは全部使う！」の勘違いと正しい認識

さて、今回は「使えるものは全部使う！」ということについて。

物事を成す上で、これは重要な事です。
これぐらいハングリーでないとダメだと私は個人的に思います。
しかし、使い方を誤ればかなりの痛手を負う事項でもあり、諸刃の剣でもあります。
「使えるものは全部使う！」、真に受けて言葉の通り使ってしまうととんでもないことになってしまう「勘違い」と「正しい認識」についてお話ししたいと思います。

そもそも「使えるもの」ってなんでしょうか。

■「使えるもの」とは？

①個人の能力
②個人所有のお金、財産
③人脈（協力していただくの意味）
大別するとこのようになります。
「自力」か「他力」。
では、この中で使っていいものとリスクをはらむもので分けていくと、

使って良いもの、注意が必要なもの
＜使って良いもの＞
①個人の能力＆②個人所有のお金、財産

＜注意が必要なもの＞
③人脈

①、②は全力で使い切るべき。
③人脈については細心の注意が必要です。
ビジネス関連や成功する為の本関連では、「一人じゃ何もできない、みんなでなら実現できる」的なフレーズが頻出します。これも確かに真理。
でも、メリットばかりでリスクはあまり書かれていない。
使えば効果も絶大ですが、「マイナス」に働く可能性が最も高いリスク項目です。

 

■人脈とは？

 さらに人脈を分けていくと
＜関係別分類＞
1)  家族
2）友達（なんでも話せる間柄）
3）知り合い（同僚、お客様、昔からの友達でも疎遠や遠慮がある方は知り合いです。）

リスクが低い順に並べると
１）家族　＞＞　2）友達（なんでも話せる間柄）　＞＞　3）知り合い

特に「3）知りあい」を使う（協力してもらう）時には細心の注意が必要です。

■なぜ、知り合いにお願いするとリスクが高いの？

結論から先に言うと
「その大事な知り合いの方を失う」
最悪のケースは「お願いをした人の関連者まで失う」からです。
（＊関連者とは未来にあなたの協力者になるかもしれません。）

なぜなら、「お願い（協力依頼）」をする時は自分の能力では難しくてできない時や、対応できないからお願いをする時。
それは相手にとっても同じ状況を依頼する時がほとんどだからです。
難しい問題は極めて成功率も低い。
結果、気まずくなって疎遠になる。
悪いケースでは、お願いしたにもかかわらず、相手の非を責める方もいる。
こうなってしまうと、依頼された側は・・・
・やってやったのに、なんで？
・自分が悪いんだろ？
・自分勝手なやつだ
となり、ことあるごとに吹かれる。

■こうならない為のアドバイス
でも、「事を成す為には自分ひとりの力でできないこともあるのも事実」ということを先にも述べました。
その為に下記を注意してください。

①依頼者に迷惑がかかるか、かからないかを考える

「自分本位の解決したいから依頼する！」はしない事。
困難な事をお願いするわけですから、相手に対しての困難度も考えてお願いすべきかどうかを決めてください。「その人ならこれができるかどうか？」を考えて。
逆に依頼する人の困難度も理解できないような状態なら、そもそも依頼を考えないでください。

②「Win＆Winの関係」になるものをお願いする

　　（すぐならなくても将来的になるものも含む）
人は基本的に自分の利にならないことはしないもの。
これは真実です。
例外なのは「無償の愛」が提供できる関係の場合のみ。
家族や、なんでも話せる間柄の友人です。
でも、それも紐解けば何らかのメリットを今まで知らず知らずにお互いが受け合ってきたから出来上がった関係です。有形、無形を問わずに。

今お話ししているのはその関係に至っていいない「知り合い」ですから、その方にとって将来的にも何らかのメリットがあるかないかを考えて依頼してください。
そうでないと、依頼しっぱなしでご恩返しができない。
結果、大事な人を失う可能性もあります。

③依頼の頻度は少なく
何度も何度もお願いするのは失礼です。
その時点であなたの常識を疑われます。
結果、離れていくでしょう。

以上です。
当然、依頼した事項をその方が答えてくれた際は感謝をし、その方が困っているときは率先して助けることをお忘れなく。

おわりに
私もビジネス書を真に受けて実践し、失敗の経験がたくさんあります。
しかし、失敗から得たことがたくさんあります。
恐れずにチャレンジすることが一番大事ですね。

少しだけ、このブログカテゴリー「婚活の能力＝仕事、人生成功の能力」に結ぶと

婚活も友人、知人に依頼する場合が大いにあります。
その時は上記を気を付けてくださいね。

今回は「使えるものは全部使う」について、「人脈」についてリスク面を中心にお話ししました。
でも、私的にまだ物足りない！
ですので、次回は「頼れる（使える）人脈」（仮題）についてお話ししたいと思います。