人は誰でも「認められたい」、「必要とされたい」と思っています。
これを心理学用語で「社会的是認要求」と言います。
この要求の最も強い部分は上記のとおりですが、側面的には「安らかに過ごしたい」という要求も含まれています。

皆さんも経験あると思いますが、嫌いや認めていない人に対してどのような感情を持つでしょうか？
・なんかむかつく
・ほんとうかな？
・やることなすこと気に食わない
ちょっと大げさかもしれませんが、このような感情が湧くことでしょう。
これがどういう行動につながるか？
表情が曇ったり、揚げ足を取ったりと・・・要は「否定的」、「攻撃的」になってしまします。

これらの行動を目の当たりにすると、人はやはり落ち着きません。
だから、自分も「否定的」、「攻撃的」に相手に対してなっていく訳ですね。
でも、これが認めている人ならどうでしょう？
全く逆の感情や行動をとるでしょう。
だから、「社会的是認要求」は実は自身が「安らかに、平穏に過ごしたい」為の要求ともいえます。

お話を戻します。
異性に対してもこの「社会的是認要求」は有効に働きます。

ご自身が、「あ、認められてる！」と感じるとお相手に対してどのような感情を持ちますか？
「ちょっと好き」でしょう？（笑）

これを、好きなお相手に対してもしてあげれば良いのです。

でも、どうやって？

相手を認める事をするには、「相手をよく観る」ことが大事です。
よくあるダメな例が、
「すごーい」
「かっこいい」
「かわいい」
等の形容詞だけで賛辞を述べる事。
これを聞いてあなたはどう思われますか？
うれしいといえばうれしいでしょうが、社交辞令ともとれますよね。

では、こちらはどうでしょう
「誰も見ていないところでこの作業をしてくれていたなんて、○○さんてすごいね！」
「私は（あなたの名前）の（発言内容）がかっこいいと思う」
「○○さんは、いつも服がセンスがあってかわいい！私は好き」

こういわれたらどう感じますか？
断然あとからの方がうれしいし、言ってくれたお相手に対しての好感度も上がるでしょう。

このように「認める」ことは口先だけで褒める事とは違います。

・主語を明確に
・具体的に
・肯定的に

これらを意識して賛辞を述べると、「認められた感」が大きく違います。

デートを何度も誘ったり、贈り物もいいですが、このような心に響く言葉の贈り物も忘れずに（笑）

意中の人を振り向かせたかったり、お近づきのきっかけには、相手のことを思って「認める」言葉を！