好きな人、嫌いな人、ただの知り合い、初対面の人、上司、部下、同僚、友達、毎日いろんな人と接しています。
実は知らず知らずのうちにそれぞれの人と「距離」を変えて接していることにお気づきでしょうか？
対人関係の距離については人類学者のホール氏によって学術的にも発表されています。

「心の距離」が表す「体の距離」

ホール氏によれば、人間には関係性によって違う4つの距離を持っているとされており、それらの総称を
「ヒューマンスペース」と呼んでいます。

①公的ゾーン・・・3.3ｍ以上
　　大衆レベル。個人的に特別な関係がない距離。

②社会的ゾーン・・・1.2ｍ～3.3ｍ
　　 親しい知人レベル。会社関係者、顔見知り等との距離。

③対人的ゾーン・・・0.6ｍ～1.2ｍ
　　プライベートレベル。大体手を伸ばせば届く距離。親しい友人等。

④親密ゾーン・・・60cm以下
　　親密レベル。好意があったり心を許し合ってる者同士の距離。家族、恋人、夫婦等

この4つのゾーンはそのレベルに満たしていない人が入ってくると違和感や不快感を感じます。
例えば満員電車や知らない人同士でギュウギュウ詰めのエレベーターを想像してください。
見ず知らずの人と体が接触すると非常にいやな感じがしますよね。
ところが、これが好きな人や恋人だとどうでしょう。全く違和感がありません。

このように「ヒューマンスペース」は気持ちとリンクしています。
もし、意中の人や好きな人が居る方は勇気を出して親密ゾーンに一度立ち入ってみましょう。
その時、長時間相手が側にいるようならその先の可能性も十分あります。
また、さりげなく離れるようなら現在の相手のあなたに対しての気持ちの状態もわかります。
まずは現状を知ることから。頑張って！