忘年会シーズンまっただ中、会社関連の飲み会が多いこの時期。
今季新入社員はいろいろ準備をやらされたり大変かもしれませんね。
忘年会は一年の中でも締めくくり。多くの会社で規模は様々ですが必ず行われる年行事の一つと言えるでしょう。
テレビ番組や情報誌、新聞等で皆様もご覧になったかもしれませんが、忘年会のような必須の参加飲み会はしかたないとして、昨今の20代、30代世代は会社の飲み会に参加したがらないという意見が非常に多い。
その理由として、会社の飲み会に時間やお金を使うより趣味や仲間と過ごす方に使いたいという意見が多数を占めます。
本当にそうなのでしょうか?
違った切り口で見てみましょう。
新入社員に聞く。会社飲み会に参加したいか?
一方でこんな調査報告もあります。(出典:株式会社マクロミル)
2015年入社の200名(男性50、女性50)の方々無作為に質問したものです。
・参加したい計 : 74.5%
男性より女性の方が積極的な事が伺えます。
ここで先述の「会社の飲み会に参加したくない」と答えた方々と違いは「新入社員」に限定している事。
漠然と20代、30代の若者世代に聞くと「参加したくない」が多いですが、就職活動後に入社された方々に聞くと意欲は高いようです。
先輩方へ
「今の若いもんは・・・」は男性女性問わず先輩方の定番フレーズです。
実際のところ「飲み会を断る若い人」はいらっしゃると思います。
しかし、意欲の高い新人、若い方もデータからも分かるとおり多くいらっしゃいます。
先輩方も昨今の人件費削減で仕事量が増え、余裕もないかもしれませんが部下、仲間の成長に繋がり、いろんなことを「教える」事でご自身の成長にもつながります。
ですから、決めつけずにどんどん誘ってあげてください。
多かれ少なかれ、私も含め自分たちが新入社員の時は同じことを言われていたはず(笑)
「参加したくない」と考える新入社員の方へ
あなたは「会社員」を選びました。
組織の中で働くということは色んな人とかかわりを持ち、助け助けられながら経営活動を行い、成果を上げていくことです。
その為には自身が率先して相手に関わっていく必要があります。
自分一人では何もできません。
組織における評価はやはり「成果」ではありますが、同時に「人」の評価でもあります。
上位ランクへ行く事は、ざっくりいうと業務能力以外に人のマネジメントができないと務まりません。
そういう面でも日ごろからの人とのかかわり方も評価されています。
そして成果が見えにくい今の厳しい経済状況においては「人」に当たる部分の評価が大きくウエイトを占める場合もあります。
その場合は上司も人です。能力が高い部下が複数並ぶ場合、自分に近い存在を、近くない人より評価するのは必然です。
「可愛がられてなんぼ」の世界です。
媚を売るのではなく、自主的にかかわる事。
そして組織は縦社会です。
最近では並列型やサークル型等序列がよくわからない組織型もありますが、組織であるので絶対に上司、部下の関係があります。
また、ドラマなどで非常にフランクな上下関係がもてはやされていますが、実際のところはそんなに甘いものではありませんし、そんな関係は必ずと言ってよいほど失敗する傾向にあります。
共同出資で立ち上げた会社や、ものすごく小さな会社ならともかく、責任の所在がはっきりしないとそれだけで揉めたり、他人に疑心暗鬼になったりして、関係修復等に無駄な時間がかかってしまいます。
また、序列がはっきりしないと意思決定から行動に移るまでに時間がかかり、せっかくのビジネスチャンスが失われたりするからです。
上は下を愛し、下は上を敬う。
この基本的な関係をまずは心に刻み込んでおきましょう。
「あいつが上司??」と思うことがあるかもしれません。
本当にそうかもしれませんし、実はとんだ策士かもしれません。
まずは嫌わず、蔑(さげす)まず、懐に入り込むことに専念しましょう。
会社は生き物。刻々と組織人員も変わっていきます。
時として嫌なタイプとも一緒に働かなくてはなりません。
でも、自分が嫌うタイプほど、自分が無い能力を有することが多い。
そういうタイプの上司に触れる事も長い人生において非常に良い経験になりますから。
なにか得るものが必ずあります。
最後に
同組織内の他の方々との業務以外の付き合いは非常に重要です。
その一回の飲み会で打ち解けた事がきっかけで、困難な時に助けてくれたり、上に引き上げてくれたりする事もあります。
信頼関係は金では買えません。また、一瞬ではなかなか手に入りません。
大体は長い時間をかけて一緒に笑ったり、喧嘩したり、助けたり、助けられたりしてお互いの信用を積み立てていくものです。
新入社員の時期は何でもOKの時期。
このチャンスを使っていろんな人に自分を知ってもらう事、いろんなことを教えてもらう事をきっかけに、積極的にかかわっていきましょう。
きっとあなたの一生涯の財産になります。
そのように誰とでも真摯に向き合い、信頼されているあなたを素敵な異性は必ず見ています。
参加した飲み会で生涯のとても素晴らしいパートナーがあなたとのきっかけを待っているかもしれませんから。
自分の趣味の時間を少しだけ削って、素晴らしい自身の将来に投資してみませんか。
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