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マンション工事データ偽装から見える問題点

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こんにちは。
東京都 品川区 大田区の結婚相談所「Noble Marriage Agency」代表の神原一郎です。

昨今、紙面やワイドショーを騒がせている横浜のマンション建築時における基礎地盤へ杭を打ち込む際のデータの偽装問題。
複数のブロックが連結して建築されたタイプのマンションで一部に傾きや接合部分に「ズレ」が生じていることが発端に始まった問題。
基礎地盤に届いていないのに届いたと虚偽のデータを使い、工事を続行させた事が原因となり時間がたち今回発覚しました。
一生に数少ない、ほとんどの人が1度きりしかない夢のマイホーム購入を無残に打ち砕かれた本当にひどいことだと思います。
主に責任は「現場代理人」と報じられており、この人が担当した工事が全国○○件ある!等、関連した案件まで波紋が広がっています。
本日報道では北海道の物件まで見つかり、横浜の工事での担当者とは違う人が当たっているにもかかわらずデータ偽装が発覚してます。
ここまでくればもはや担当者がどうこうというより会社自体の問題と工事発注から工事実施までの仕組みの問題だと思います。
また、この問題の本質に当たる部分は、一定規模以上の会社ならばどの会社も起こり得る問題とも感じました。
ここでいう「一定規模」とは一人あたりの管理する業務数が多く、管理する人間が大勢いるところ。
イメージ的に一人が大勢の従業員を管理し、課や部などの階層が多いところは起きやすい問題ではないかと思います。
私も業種は違えどいわゆる大手企業の経験者であり、大きな問題こそなかったものの一つ間違えれば起こりかねない問題とつくづく感じました。

今回のケースでワイドショーなどが報じているのを見ているとおおよそ下記のようなポイントにまとめられると思います。
・景気不振によるコスト削減
・古い川上川下の物言えぬ文化
・過去からの慣習
たしかにまとめの項目としてはなるほどと伺えます。しかし、これでは大きすぎて見えない部分が多い。
そして、問題を起こしていない従業員の方々を想えば、もう少し深堀した内容を報道してあげてはと思います。

問題の本質とは・・・

ここからはあくまで私見の範疇。決して該当団体を中傷するものではありません。
「私の思い」と題しているカテゴリ記事ですので好きに述べさせていただきたいと思います。

今回の問題の根っこはやはり経営者の考え方。私ごとき小さな会社の経営者がいうのもなんですが、特に発注元側の原因が大きいのではないかと感じます。
この会社の事ではありませんが、大手が発注者で下請けに業務委託することは日常茶飯事です。
その多くの過程で下請けの立場は本当に苦しいもの。
景気が上向かないこの状態で大手ですらコスト削減をしている昨今。
小さい会社のコスト削減は想像を絶します。本当に涙ぐましい努力をしています。
仕事自体が少ないので、当然仕事をくれる上位会社には心証を良くしたい。
だから多少の悪条件でも仕事を引き受け、無理に無理を重ねてでも次につなげようとします。
それを大手も利用するきらいがどうしてもある。大手も生き残りをかけていますから。

一方、経営において長期的に一番効果が大きい削減項目は人件費。
私はここが今回の肝ではないかと感じています。
きっと仕事の効率化という名目において人件費を抑制をし、結果一人あたりの仕事量の増加。
企業自体の内部留保が増えたと政府は言うものの、先行きが不安な現在で積極的な投資をするわけもない。
その結果、仕事の量は変わらず、人数だけが減っていくという悪循環がおこり、いろんなところで「手抜き」せざるをえない状態を作り出している。また、そこまで細かなところまで見れなくなって来たからこのような結果に繋がっているのではないかと思います。
従業員視点から言うとやっても給料は上がらない、ごまかしてもチェックされない状態なんだったら・・・という状態にになっていたのではないでしょうか。

先ほどの川上川下の関係は特に上位組織のトップの考え方次第で変わります。
というより、力関係があるので上位組織にしか変えられない。

コスト削減自体は決して悪い事ではありません。
でも、すこし全体の利益の事を考え下請けへの接し方や工期などを現場レベルで考えてあげていればもっと物言える環境になったのではないでしょうか。
赤字でないなら目先の利益を得るための人件費抑制や工期短縮より安心安全を維持できる体制づくりの為に人の投資をするべきではなかったのでしょうか。
このようになってしまえば、色々な施策で頑張った内部留保は無くなり、何より今後の発展につながる「信頼」を失った訳です。絶対に投資をして安心安全を確保した方が得であることは誰の目にも明らかです。

今回の報道などの情報から私が感じたことです。
文中、どこがどの会社の問題であるか?はあえて書かず、今回の一案件を一つの組織と見立てて書いています。
ふと思い出したのが経営の祖と呼ばれるドラッカーの一言。
「会社は3人のお客様に支えられている」
(顧客、取引先、社員)
今回のケースはこの三者にWIN,WIN,WINになるように進めれば、もしかしたら起きなかったのかもしれません。(社員、取引先をWINにすることにより結果、顧客をWINにできる)
改めて経営者の姿勢、考え方が重要である事を私自身考えさせられる問題でした。

しかしながら、補償等の対応は非常に速かったと感じます。内容もジャーナリスト比較では異例の厚遇との事。
でも、私が住んでいる当事者だったらどうだろう?
補償してくれたからすんなり受け入れられるだろうか・・・
やはり問題自体が起きないように努めることが最重要であることに間違いはありません。
改めて被害に会われた方々の心中をお察しすると共に我が身を引き締めて日々に臨みたいと思います。

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